浪費癖

ここのところ毎日パチンコに通いつめている。負けることのほうが多く、お金は減っていく一方なのに止めることができない。私は27歳独身、フリーターをしている。さすがにいい歳なのだからそろそろ安定した職に付くべきなのだろうが、中々仕事は探せない。いまだバイト生活で、稼いだお金はギャンブルにつぎ込んでしまっている。この浪費癖はどうにもならなかった。仲間からも借金をしてしまっている。生活費はギリギリでどうしようもない暮らしをしていた。
 ある日「もっと簡単にお金がほしい」と思いながら出会い系サイトを覗いていると、たまたま「彼氏募集中」の書き込みに目が止まった。内容を見てみるとなんと57歳のオバさんの書き込みだ。具体的には20~30代を募集中とのこと。57歳と言えば親と変わらない年齢だ。いつもなら間違えなくスルーするところだが、「お小遣いあげます」の書き込みに食いついてしまった。
 元々浪費癖の酷い私だ。お金の話には目がない。お小遣いとはいくらくらい貰えるのか、気なってメールを送信してみた。すると一回相手をしてくれれば3万くれるとのこと。バイト暮らしの私にとってはおいしい話だ。遊べるお金は手に入る。
 しかしそれから少しの間メールを送るのに迷い始めてしまった。もし57歳の女性を抱いたら一生忘れられない記憶になるだろう。それどころかトラウマになってしまうかもしれない。そんなことを考えながら1時間が経過した頃か、「ヤケクソや」と思いメールを送信。すると女性からすぐにメールが返ってきた。そして女性と会うことに。
 当日、女性と会う前に精力剤を飲みまくってきた。なぜなら全く勃たない可能性もあると思ったからだ。すると女性が車に乗って現れる。
 女性は背が小さく、ポッチャリしている。髪型はおかっぱのようで、まさにオバさんという感じの人だ。正直この瞬間逃げたくなった。だがここまで来たらもう仕方が無かった。
 このあと私は精力剤の力を借り、女性を抱いた。終始オバさんの匂いがし、思った通り脳裏から離れない経験をしてしまった。浪費癖がありお金が欲しいから来たものの、正に後悔だけが残ってしまった。

探偵